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【2024 1Q MIP】「楽天市場」の店舗様向けAI支援ツールを開発

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Shimay

入社…2021年4月に新卒入社

部署名…ECマーケットプレイス開発部(ECMPD)

職種…フロントエンドエンジニア

出身地…宮城県仙台市

趣味…ディズニーパークに行くこと

 

皆さん、こんにちは。R-Hack編集部です。

MIP(Most Impressive Person)は、楽天グループコマース&マーケティングカンパニーの開発部門における、社内表彰の一つです。四半期に一度、カンパニーの全社員の中から最も組織に貢献した人物に贈られます。

 

今回は、「楽天市場」のAIを活用した店舗運営支援ツールである「RMS AIアシスタント β版」の「商品の説明文作成」機能と「商品画像の加工」機能の開発で、2024年度第1四半期のMIPを受賞したShimayさんに、プロジェクトの内容やプロジェクト達成までの経緯などをインタビューしました。

大学院で培った技術を活かし、フロントエンドエンジニアとして活躍

 

ーー自己紹介をお願いします。

こんにちは、ECマーケットプレイス開発部(ECMPD)でフロントエンドエンジニアを務めるShimayです。私は大学院で深層学習(AI関連技術の一つ)を応用した研究をした後、2021年4月に楽天グループに新卒で入社しました。

私の出身地は宮城県仙台市です。趣味はディズニーパークに行くことで、先日もディズニーシーに行ってきました。

 

 

ーー楽天グループ入社後は、どのような業務に携わっていたのでしょうか?

入社から現在に至るまでフロントエンドエンジニアを務めており、主に「楽天市場」の店舗様が利用するウェブアプリケーションの開発に携わってきました。AI技術を用いたプロジェクトでは、技術のリーダーとして技術選定やプロジェクト管理を行っています。

                                         

ーー現在の部署での業務内容、また部署のメンバーについて教えてください。

私が所属しているのは「楽天市場」の店舗様が商品をより効果的に販売するための機能である「R-Storefront」を開発する部署です。具体的には、商品ページの作成や管理、在庫の管理、店舗トップページの作成などをサポートするシステムの開発を行っています。

 

部署にはフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、プロジェクトマネージャーなどが在籍しており、チーム全体でプロジェクトを進めています。私が所属するフロントエンドエンジニアのチームのメンバーは、それぞれが専門の技術を持ちながら協力し合っています。各プロジェクトごとにチームを編成し、効率的に業務を遂行しています。

 

「楽天市場」の店舗様向けAI支援ツールを短期間で開発

 

 

ーーMIPを受賞したプロジェクトについて教えてください。

私が担当したのは「楽天市場」のAIを活用した店舗運営支援ツールである「RMS AIアシスタント β版」の「商品の説明文作成」機能と「商品画像の加工」機能を開発するプロジェクトです。具体的には、出品する商品の説明文章を自動で生成し提案してくれるツールや、商品の写真を撮影してアップロードするだけで、その商品の背景を商品にピッタリなリアルな背景に置き換えてくれるツールなどを開発しました。これらのツールは既に多くの店舗様に利用していただいており、店舗様の業務効率化や労力の削減に役立っています。

 

このプロジェクトのために特別に少人数のチームが作られ、それぞれが専門分野でのスキルを活かしながら協力してプロジェクトを成功に導きました。

 

同じく「RMS AIアシスタント β版」の「AIチャットで質問」機能の開発で、Yukiさんが2024年度1四半期のMIPを受賞しました。あわせてご覧ください!

commerce-engineer.rakuten.careers

                      

ーーこのプロジェクトではどのような課題がありましたか?

このプロジェクトは急遽開始したので、初期の段階からリリースの目標日が決まっていました。そのため、非常にタイトなスケジュールで、私たちはプロジェクトを進行する必要がありました。

 

また、技術的な不確実性がこのプロジェクトの最大の課題でした。プロジェクト開始時点では、どのようにして要件を満たすか、それを実現するためにどういった技術を導入する必要があるのかが決まっていませんでした。まずは導入する技術を決めるために、技術選定や実装方法について詳細な調査や比較検討を行う必要があります。期日までにアプリケーションの開発やテストに着手するためには、これらの事前調査を迅速に行うことが必須でした。

ーー期日までにアプリケーションの開発やテストに着手するために行ったことを教えてください。

私はプロジェクトリーダーとして迅速な技術調査を行いつつ、その他の調査項目をリストアップしてチームメンバーに割り当てました。そして、様々な調査結果やチームメンバーの意見を取りまとめ、複数の技術案を比較して、どのような方法なら期日に間に合わせることができるか検討しました。その結果、最終的には短い期間で現実的な技術の選定を完了し、期日までに開発可能なスケジュールに落とし込むことができました。

 

開発期間中も、各タスクの優先順位を明確にし、進捗状況を常に把握することで、定期的な進捗確認と調整をしました。私自身もコーディングやコードレビュー、バグ修正を行い、問題が発生した場合には柔軟に対応し、迅速な意思決定を行うことで、進捗の遅れを最小限に抑えられました。

 

AIを活用したさらなる革新的なプロジェクトに取り組みたい

 

 

ーーMIPを受賞した時の感想をお聞かせください。

MIPを受賞した時は素直に嬉しかったです。

このプロジェクトは、私にとっては最も大変なプロジェクトでした。いつもよりもスケジュールはタイトで、技術的な調査や実装、スケジュール管理など、全ての段階で迅速かつ的確に対応する必要があったからです。しかし、大変だった分、MIPを受賞した際にその労力が報われたと感じました。

 

また、将来、同じようなプロジェクトに参加した際には、今回のことが必ず役に立つと思います。自分のキャリアにとっても非常に良い経験だったので、このプロジェクトに参加できたことに感謝しています。

 

MIP受賞は自分一人の手柄ではなく、プロジェクトチーム全体の成果だと強く感じています。プロジェクト中は多くの人に相談し、助言を求めました。特に技術的な課題に直面した時や時間が足りない時は、チームメンバーや他のエンジニアのサポートが非常に大きな助けとなりました。チームメンバーの方々の知識と経験がなければ、プロジェクトは成功しなかったと思います。

 

ーー今後楽天グループで挑戦したいこと、ビジョンなどがあれば教えてください。

AIをさらに活用した革新的なプロジェクトにこれからも取り組みたいと考えています。

 

また、「楽天市場」の店舗様向けAI支援ツールの開発自体、まだ始まったばかりで、これからもまだまだ機能やクオリティの向上を目指していく必要があります。私はそこで常にこのプロジェクトに最前線で関わり、さらなるサービスの質向上に貢献していきたいと思っています。

 

加えて、AI技術は日々進化しており、その応用範囲は広がっています。日頃から最新技術をキャッチアップし続け、これまでの経験や知識も活かしながら、より高度で効率的なアプリケーションを開発していきたいです。

 

2023年度のMIP受賞については、以下をご参照ください。

commerce-engineer.rakuten.careers

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